その意味は、お客様にとって、“しあわせなお庭”をつくるという想いから名付けました。
お庭や植木は、お客様の想いの数だけ、目的や使い方が違います。
鑑賞するための植木
子供達と遊ぶための庭
家庭菜園のためのお庭
外でお茶を飲むための庭
防犯や目隠しのための植木
・・・などなど。
用途や大きさが異なっても、そのお庭や植木たちは、お客様にとって、とても大事な空間である事に変わりはありません。
そんな大事な場所でお仕事をさせて頂く以上、お客様がご満足頂ける仕事をさせて頂きたい。僭越ながら、そんな気持ちを持って日々努めています。
一般の方が持つ、敷居が高そうと言われてしまう造園業・植木屋さんのイメージを
良い方向に変えたい
私は、祖父・父とに続き、三代目の造園・植木屋さんになります。
代々受け継がれて来た技術や想いを、お客様のために、お仕事を通じてご提供しています。
大人になり、実際に私が仕事に参加するようになってから、色んな現場に出るようになると、この造園や植木屋さん業界に疑問を持つようになる事がありました。
それは、職人さんがお客様に対してお話しする時、あまり丁寧でわかりやすく説明していないという所です。
『 あれ?違うな。 』
『 それは、お客様が望んでいる事とは違うんじゃないかな。 』
『 もう少し説明をわかりやすくした方が良いんじゃないだろうか。 』
どんなジャンルであれ、その道の職人さんは、プロですから、当然、建築物、庭や植木に関しての知識があります。
しかし、いわゆる “ 職人気質 ” からか、満足な説明もせずに、どんどん作業をしてしまったり、お客様の言う事を聞かなかったりと、お客様にとって、それは良くないんじゃないかと思うような場面に遭遇する事がありました。
その結果、やはりお客様は納得がいかない表情であったり、仕上がりに満足する事が出来なかったり、という悪い結果になる。
また職人さんにとっても、それは最悪な事態になり、そのお客様からは2度とご依頼が来なくなってしまうという事に繋がります。
私は、植木屋さんを始め、多くの職人仕事は、建設業やモノ造りといった面だけでは無く、サービス業でもあると考えます。
それは、持っている技術をお客様に提供し、お客様に喜んでもらう事を目的としていると思うからです。
まだまだ昔ながらの部分がある業界では難しいことかもしれません。
それでも、お客様が持つ、造園・植木屋の職人さんに持つイメージを、良い方向に変えて行きたいと思っています。
縁あって、福庭-ふくにわ-に、ご依頼下さったお客様には、造園・植木屋さんのお仕事で、まるで極上のサービスを受けているような感覚を味わって欲しい。
お客様が、遠慮なく要望を伝えて下さるような人間関係を築きたい。
パッと見では、造園・植木屋さんに頼むような仕事ではないかもしれない。
でも、何気なく相談して頂いたことで、何かお役に立てる事があるかもしれない。
たとえ植木1本切るだけのお仕事でも、お客様には事前にしっかりと説明し、
ご納得して頂き、その上で仕上がりにもご満足頂きたい、
福庭-ふくにわ-に頼んで良かったと思ってもらいたい。
そういう想いを込めて、常に造園・植木屋としての道を歩んで行きたいと思います。
育ててくれた、お客様に恩返ししたいという気持ち
私の祖父 福田 時弥、父 福田 一成は、二人とも造園家、植木屋として、お客様のお庭の問題を解決する為に働いていました。
これは、つまり、私はずーっと、この造園業界、植木屋さん業界に生かされてきたという事になります。
もっと言えば、お客様がお持ちのお庭や植木たちのおかげで、現在もお仕事を頂戴する事ができ、今日の私があるということです。
こんな風に書くと、大げさなようですが、本当にその通りなのです。
だから、私は、お世話になった造園業界、植木屋さん業界、そして、何よりお客様に恩返しをしたいと思っております。
それでは、どうやって、その恩返しを行うのか。
それは、お庭や植木、お家の外の事について、お客様の持っている悩みを解決して、お役に立つという事です。
どんな些細な事でも良い、植木1本の剪定、たった1度の依頼でも構わない、ご相談して下さったお客様に、少しでも力になれるよう、全力で、一生懸命、頑張るという事です。
実際に、ご依頼を頂戴できるようになり、年間200軒ものお庭にお伺いする機会に恵まれるようになりました。
お客様にとって、とても大切なお庭、植木を快く任さて下さり、実際にお仕事をやらせて頂く、
そして、さらにお客様からは、
「 綺麗にしてくれて、ありがとう! 」
「 お願いして良かった! 」
「 また、来年もお願いします! 」
こんな暖かいお言葉をもらえる。
生きていく上で、これほど、ありがたい事、こんなに力になる事、これ以上の幸せは、他にありません。
お仕事をやらせて頂くたびに、お礼の言葉を頂戴するたびに、
『 もっと良くしよう! 』
『 もっとお客様のためになる事をやろう! 』
『 もっと頑張ろう! 』
純粋に人として嬉しく、造園家として仕事が楽しくなり、自然と向上していきたい、成長していきたい、日々そう思うのです。
また、そのおかげで、造園家として、植木屋として、庭師として、自信を深めることができ、技術的にもレベルアップが出来るのです。
この様な素晴らしい幸せな気持ちをご提供して下さるお客様のために、
これからも、感謝の気持ちを持って、一生懸命、造園家・植木屋・庭師として、お役に立てるよう頑張っていきたいと思っています。
造園・植木屋 福庭 -ふくにわ-
代表 福田 成生(ふくだ しげお)